2017年8月13日 (日)

2017年6月度月例会参加レポート

6月度月例会の参加レポートを安藤祥子さんにお送りいただきました。自己紹介例会の雰囲気を感じていただければ幸いです。 
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6月11日に開催された6月度月例会は、日暮雅通さん&北原尚彦さんによる「児童&YA向けホームズものについて語ろう」でした。
SNSなどで話題になっていたこともあり、当日は開場5分前で既に沢山の方で溢れていて用意された予備のパイプ椅子も全て無くなり、満員御礼のなかで始まりました。

はじめに“児童向け正典訳の歴史的変遷”ではもっとも古い資料として1901(明治34)年に女学生向けの雑誌『花あやめ(女学世界)』に掲載された「花嫁のゆくえ」が紹介され、会場からは納得の歓声が上がりました。
昭和初期には児童向けの全集にホームズ作品が収録されていたようで、貴重な資料が紹介される中、その時代ごとの特徴も様々あったとの事でした。
今年新たに生まれ変わった山中峯太郎版『名探偵ホームズ全集』のように児童向けにリライトされた作品が多かったようで、ホームズの相棒がウィギンズになったりワトソンがこどもになったりと…なかなか興味をそそられる内容のものが沢山ありました。
さらに雑誌の付録の中にもホームズ作品が含まれていることもあったのですが、付録は表紙にタイトルが書かれていないことが多いので把握するのが難しい…と北原さんならではのエピソードに会場から笑いが起こりました。
しかし、そうした現状を見直して偕成社のシリーズ辺りからきちんと翻訳されるようになったそうです。この頃の作品から学校の図書室などでお馴染みの表紙がスクリーンに出てきたので歓声がチラホラ…。
そして個人的にものすごく楽しみにしていた、青い鳥文庫のホームズも紹介していただき、興奮しながらも写真を撮らせていただきました。
最初の雑誌から116年経つ現在も『キラキラ名探偵』を始めとする新しい児童向けホームズも次々と発売され、ホームズの人気の高さを改めて実感しました。

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青い鳥文庫の紹介

休憩をはさみ解説を日暮さんに代わりまして“児童向けと大人向け、正典翻訳の違い”では児童書の翻訳ならではの様々な違いを紹介。
児童書は原則的に長い段落は無しで。文字も大きくなるのでページ数が増えてしまい、話を短くしなくてはいけないとの事。表記(ベイカー街→ベーカー街、〜son→〜ソン等)や表現の方法(頭のおかしいやつ→おかしなことを考えるやつ等)も厳しいので細かく手直しをしていたようで、同じく文字数の多い『チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン』や差別表現のある『唇のねじれた男』なども直すことがあるそうです。

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児童書翻訳時の注意事項

これらは出版社によって違いがあり、通常の翻訳よりも手間がかかることもあり児童書は大御所の翻訳が多いのだそうです。
普段から児童書に馴染みがあったので違和感なく読んでいたのですが、これから大人向けの訳を読むときは上記の違いを読み比べてみたいと思いました。

そして再び北原さんに代わり“児童向けと、ヤングアダルト向けパロディ(ラノベ含む)の昨今の広がり”では、海外の作品を訳したものと日本オリジナルのものを先ほどと同様に古い作品から順番に紹介していただきました。
パロディの種類は、
・なりきり系(名前が同じシャーロック少年が事件を捜査するなど)
・動物系(ネズミや犬のホームズ、面白いものではホームズのズボンが登場する作品もある)
・不正規隊系(ウィギンスなどが主人公でホームズが登場するものもある)
・身内系(ホームズの兄弟や子孫、YAは女の子のことが多い)
・ヤングホームズ系
・ファンタジー&ホラー系
・ゲームブック系
など、とても幅広く大人向けのパスティーシュやパロディとはまた違う楽しさがありとても興味深かったです。
途中北原さんの書かれた作品も紹介されて拍手が送られました。
今回のテーマとは離れますが、ホームズスタイル(インバネスコート&鹿討帽)の主人公が登場する児童書もたくさんあるので、子供達は知らない間にホームズに馴染んでいるのかと思うと…単純ですがホームズってすごいな、と感動してしまいました。
北原さんの紹介に続いて日暮さんによる“未訳の海外ヤングアダルト向けパロディの紹介”では未発表の作品と、日本で出版された本の原書との比較を解説。
日本で出版されたものの続編は未発表の作品がたくさんあるようで、続きが読みたいのに翻訳されないから読めないもどかしさがとても伝わってきました。
児童書は表紙のデザインがそのままのものが多いのですが、YAでは若者向けのデザインに変更されることがあるようです。
そして最後のスライドが紹介されると、盛大な拍手のなか両先生による素晴らしい発表が終了しました。
今回の月例会では貴重な資料を拝見できただけでなく、お二人の楽しそうなやり取りを間近で聞くことが出来て本当に楽しかったです。

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2017年7月15日 (土)

月例会会場案内

JSHC月例会は、原則として毎月1回第2日曜日に開催しています。会場はここ数年アトラスタワー茗荷谷(東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅徒歩2分)を使用しています。

http://bit.ly/1uAtkf9

駅のすぐ隣の建物ですが、入り口が裏側なので少し分かりにくいかも知れません。最近有難いことに初参加、お試し参加の方が増えてきましたので、簡単な案内を作成してみました。参考にしていただければ幸いです。

① 東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅で下車し、「春日通り方面」改札を出ます。
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② サンマルクカフェを正面に見て、右に曲がります。
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③ 角のドラッグストアを左に曲がります。
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④ ドラッグストア沿いにまっすぐ進みます。
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⑤ ローソンを左手に見ながらさらに進みます。
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⑥ 中華料理店を左手に、さらに進みます。
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⑦ 中華料理店を過ぎたところで左に曲がります。
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⑧ 「甲文堂」(JSHCの機関誌「ベイカー街通信」等を印刷してくださっている会社です)の方に向かって進みます。
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⑨ 突き当たり左手の自動ドアからビルの中に入ります。
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⑩ エレベーターで3階に上がります。
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⑪ ようこそホームズクラブへ!
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2017年6月28日 (水)

2017年5月度月例会参加レポート

5月度月例会は執行部A(普段Twitterアカウントや公式HPの管理をしている方)が不在で、執行部Nによる参加レポートをお届けします。月例会の雰囲気を感じていただければ幸いです。

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5月の月例会は、諸般の事情により、執行部の片割れNより報告を挙げさせていただきます(単に当日月例会の報告者をお願いし忘れただけのことですが)。

今回は、ここ数年恒例となっています渡辺峯樹さんによる「地中海のヨット旅について」です。 「高名の依頼人」の作中に出てくる「ヨット旅」についての考察でした。
ヨット旅と聞いて、初めは数人乗りの小さなヨットかと思っていましたが、実際にはクルーズ船による優雅な船旅とのこと。
当時のイギリスの地中海の船旅は、数ヶ月をかけて地中海沿岸の各都市を訪ねると言うもので、グルーナー男爵にド・メルヴィル嬢が心を奪われてしまうのも数ヶ月にわたる長い船旅のせいと言う指摘には、なるほどとうなずけるものがありました。発表の最後の方では、今同じように船旅をすると幾ら掛かるといった話で盛り上がりました。

引き続き、緊急企画「事件簿は面白いか?」。4月の自己紹介月例会にて異様にこの話題が盛り上がり、その熱気のおもむくままに5月も「隠居絵の具師」や「ショスコム荘」について話してみよう!ということになりました。
4月に続き、遠藤尚彦さん司会により行われましたが、1ヶ月経ってしまったせいか、4月程の熱気はあまり…。それどころか、「60番目に好きな話」として人気?を集めていた「隠居絵の具師」についても、「読み返してみたらそんなにひどい内容ではなかった」とか評価が上がった、という方が多くいました。
『事件簿』は初期の短編集と比べると地味な作品が多いという印象ですが、今回読み直す機会が出来て、案外面白い作品もあるのでは?と思い直すきっかけになりました。

5月も幾人かの初参加の方、お試し参加の方がいらっしゃいました。執行部としては大変うれしい限りです。初参加/お試し参加の方を問わず、多くの方に何度も足を運んでもらえるような月例会にしていけたらと思い報告の筆を置きたいと思います。

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2017年6月19日 (月)

2017年7月度月例会のお知らせ

2017年7月度JSHC月例会は、別所礼子さんと岡田麻美さんによる「JSHC40周年記念ロンドン旅行記」です。

今年5月のJSHC設立40周年記念ロンドンツアーは、総勢30名弱の会員が参加した一大イベントとなりました。そのロンドンツアーについて、最近月例会レギュラーになられたお二人にレポートしていただきます。
JSHCのロンドンツアーということもあり、ホームズゆかりの地は勿論、ロンドンホームズ協会の方々に 普段は入れないところに入れてもらうなど、色々と忖度してもらったようで、個人ではなかなか味わえない旅行だったとのことです。
何だかんだで月例会参加者の多くが旅行にも参加しています。参加した方は是非とも発表者お二人のフォローをお願いいたします。また、残念ながら参加できなかった方、その時のツアーを疑似体験してみませんか。もちろん非会員の方のお試し参加も大歓迎です。

【日 時】2017年7月9日(日)開場13時、開始13時30分〜
【会 場】アトラスタワー茗荷谷 3F 会議室
【交 通】東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車
【発表者】別所礼子さん、岡田麻美さん
【内 容】「JSHC40周年記念ロンドン旅行記」
【会 費】 300円

なお、参加ご希望の非会員の方は、月例会執行部宛にメール(jshctokyoreikai@gmail.com)にてご連絡下さい (会員の方は事前連絡不要です)。

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2017年5月22日 (月)

2017年6月度月例会のお知らせ

2017年6月度月例会は、日暮雅通さん&北原尚彦さんによる「児童&YA向けホームズものについて語ろう」です。内容は以下のとおり(日暮さん曰く、あくまで予定です)。

・児童向け正典訳の歴史的変遷
・児童向けと大人向け、正典翻訳の違い
・児童向けとヤングアダルト向けパロディ(ラノベ含む)の昨今の広がり
・未訳の海外ヤングアダルト向けパロディの紹介

上記の内容について、日暮さんと北原さんのお二人が交互に話し手/聞き手となって進めていかれるとのこと。日暮さんと北原さんのコンビが月例会で発表されるのは恐らく初めてだと思います。初参加の方、非会員の方のお試し参加も大歓迎です。是非奮ってご参加下さい。

【日 時】2017年6月11日(日)開場13時、開始13時30分~
【会 場】アトラスタワー茗荷谷 3F 会議室
【交 通】東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車
【発表者】 日暮雅通さん、北原尚彦さん
【内 容】「児童&YA向けホームズものについて語ろう」
【会 費】 300円

なお、参加ご希望の非会員の方は、月例会執行部宛にメール(jshctokyoreikai@gmail.com)にてご連絡下さい (会員の方は事前連絡不要です)。

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2017年5月21日 (日)

2017年4月度月例会参加レポート

2月度月例会の参加レポートを天野八重子さんにお送りいただきました。自己紹介例会の雰囲気を感じていただければ幸いです。 
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4月9日に開催された4月度月例会は、3回目になる自己紹介例会でした。司会の遠藤さんから企画の背景や進め方について説明があった後、早速スタート。各自名前を書いた紙を順番に引いていき、2分間で自己紹介をしていきます。今回事前に告知のあったお題は①鳥取県と関連するホームズ物語は?②正典で60番目に好きな物語は?③JSHC全国大会、セミナーや例会に望むことの3つ。中にはお題を読んでこなかったという方もいらっしゃいましたが、お題以外の自己紹介もOKというJSHCらしいゆるいルールで、参加者から興味深いお話が聞けました。

個人的には最初のお題はハードルが高いと思ったのですが、鳥取県に有名な崖があることから「最後の事件」をあげたり、県の名産菓子がウサギの形をしていることから、ウサギの登場する「ノーウッドの建築師」を選ばれたりと、色々調べてきた方々がいらしてびっくり。
さらには、ホームズ物語の翻訳をした加藤朝鳥が鳥取県出身というシャーロッキアン的情報も飛び出し、皆さんさすがだなと思ったのでした。

そして選んだ方が多かったのが2番目のお題。ここでは「隠居絵具師」が大人気で、今度は「隠居絵具師の魅力」というテーマで話し合ったらいいんじゃないかという話も飛び出す始末。他も「事件簿」の短編をあげる方が多かったのですが、中には、人気ベスト10常連の「バスカヴィルの犬」「ボヘミアの醜聞」「まだらの紐」をあげる方もいて、ホームズ物語の読み方は人それぞれだなと改めて思いました。

最後のお題については、ゲームの世界でホームズが人気ということから、チームを組んで役割を決め謎解きに挑戦するゲームの提案がありました。ゲームの内容を企画するのが大変そうですが、面白そうですね。

遠藤さんの軽妙な仕切りと、執行部の見事なタイムキーパーぶりで、2巡したところでちょうどお開きの時間となりました。参加者からの差し入れのお菓子もたくさんいただき、楽しいひと時でした。

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2017年4月26日 (水)

2017年5月度月例会のお知らせ

2017年5月のJSHC月例会は、第39回日本シャーロック・ホームズ大賞奨励賞を受賞された渡辺峯樹さんの発表です。

渡辺さんに月例会で発表していただくのは4年連続です。
渡辺さんの発表といえば、全60編の正典を全て読み返し、その時の研究テーマ(昨年の「ステッキ」、一昨年の「文房具」など)に関連する表現をピックアップするという、正典研究の基本ともいうべき綿密な調査が特長ですが、今回は珍しく、「高名な依頼人」に絞った研究です。

「高名の依頼人」のグルーナー男爵は、地中海のヨット船旅でヴァイオレット・ド・メルヴィル嬢にまとわりついて、まんまと相手の心を自分に釘付けにしてしまいました。この「地中海のヨット船旅について」が今回の研究テーマとのことです。なぜ地中海なのか?  ヨット船とはどんな船なのか?  どんな航路・寄港地か?  船旅の期間は? 等々、様々な謎を解明します。

スタンダードなシャーロッキアーナの面白さを感じていただける発表になると思いますので、初参加の方、ホームズ研究に興味のある非会員の方のお試し参加も大歓迎です。是非奮ってご参加下さい。

また、先日めでたく深町訳創元推理文庫版正典が完結しました。新訳の『事件簿』を買われた多いのではないかと思います。4月の月例会の企画「60番目に好きな正典」で見事(?)1位になった「隠居絵具師」(深町訳では「引退した絵の具屋」)は、『事件簿』の掉尾を飾る作品です。実にタイムリーなので、時間があれば「引退した絵の具屋」 について語り合いたいと思います。折角なのでGWには新訳版『事件簿』をお読みください。

【日 時】2017年5月14日(日)開場13時、開始13時30分〜
【会 場】アトラスタワー茗荷谷 3F 会議室
【交 通】東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車
【発表者】渡辺峯樹さん
【内 容】「地中海のヨット旅について」
【会 費】 300円

なお、参加ご希望の非会員の方は、月例会執行部宛にメール(jshctokyoreikai@gmail.com)にてご連絡下さい (会員の方は事前連絡不要です)。

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2017年4月25日 (火)

2017年2月度月例会参加レポート

2月度東京例会の「ボルジア家の黒真珠を探せ!第4回」、松井加奈子さんから参加レポートをお送りいただきました。月例会の雰囲気が伝われば幸いです。
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気が付けば、去年は一度も例会に参加できなかった私が、2月12日の昼前「ホームズクラブの例会に行く」と宣言した所、何を勘違いしたのか5歳の娘が「私も行きたい」と言い出しました。1歳の時に北とぴあの自己紹介例会に連れて行った事はあるものの、抱っこされてた時とは事情が違うので、遊び?かもしれないけど、宝探しと言っても、本を広げてみんなで話し合いをするんだよ~と説明してみたものの、出かけたガールの意志は固かったのです…。

予想外の展開に、到着が少し遅れ会場に入ると、満員御礼でしたが、椅子を融通して頂きました。本番前のレクチャーで、宝探しゲームの傾向と対策を過去問を復習しながら、発表者の若林孝彦さんが丁寧に説明して下さっていました。
リアル宝探しゲーム「ボルジア家の黒真珠を探せ!第4弾」ですが、よく考えたら私が最後に出た例会が、第1弾の時でした。知的迷路にはまり、頭がクラクラした覚えがあります。その時は前例がまだ無かったので、コツが分からず、五里霧中でした。その時から回を重ねたのも、この企画が好評だったからなのでしょう。それに、私にとって初めましての方が多数いらっしゃって、最近の例会の盛会ぶりがうかがえました。

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おかげさまで満員御礼が続いています

くじ引きで約7人×6グループを作り、いよいよ問題用紙が配られました。これを読み解いて、60編の作品中、どの物語のどの部分に黒真珠が隠されているかをグループで考えます。私のDグループは、柴崎さんの提案で、個別に質問できるのをいい事に、どんどん聞きに行く作戦で核心に迫ろうとしました。
問題文の中に計算テストが4つあり、それぞれなまえが空欄になっていたのを、うちの娘が「おなまえはかかないんですか?」と質問すると、若林さんからは「非常にいい所を突いていますね」との回答。「妊娠2カ月の時にも、伊勢志摩大会で会ってるんだよね」と若林さんに言われた娘ですが、覚えてないでしょう。でも、この穏やかな声には聞き覚えがあるのかもしれません。
さて、誰のなまえを書くのか…。しかし、ある超有名人の影が問題用紙にちらつき、考えがどうしてもそちらに傾いてしまうというミスリードにまんまと我々は引っ掛かっていたのでした。

中間のヒントの時間になり、若林さんから、ホームズに一蹴されたワトソンの推理が披露されると、見事にDグループの考えと一致。ワトソンレベルの推理力だったんですね…。
バレンタインも近いという事で、差し入れで頂いたチョコをつまんで疲弊した脳みそを活性化させ、改めて、問題文中の、関係ないと言われた事は素直に除外し、重要という点に注目。また英文で問題を作っても解答できるとの手がかりを基に仕切り直しました。

「三人の学生の名前は?」「硫黄の元素記号何だっけ」「シルヴィアス伯爵、イタリア人のハーフだって!」「あ~っ、阿部知二、投げたのはカナヅチって訳してるけど、誤訳なの?」「ここ、高校野球が強い所ではないよね…」などと様々な話が飛び交った末、正典中のロンドンの地名を熟知した中島さんのおかげで、ようやく一つの結論に辿り着きました。
ところが、どの作品のどこに隠されたかは突き止めたものの、理由づけが弱く、決め手に欠けると若林さんからのご指摘。つまり答えは合っているけれど、過程が不十分。もやっとしたままでは終われないので、今までの帰納法から演繹法にチェンジし、なぜその結論が導き出されたのかを考える事になりました。
Dグループは、私も含め事典系は持っていて、勿論それも必要だったのですが、全集を持参した人が無く、よそから借りて読みました。そして、遂に見つけました。

Fグループが早々と正解するという快挙を成し遂げており、我々は2番目のゴールで、達成感と解放感を味わったのでした。解答編が配られると、正解できなかったグループから悲鳴にも似た声が聞かれましたが、うちのグループも、えっ、最初に答えがっ、と騒然となったのでした。

最後に出席ノートに記名してから帰ったのですが、娘も自分でひらがなで書くと言うので「すみれぐみはいらないよ!あっ、ヴァイオレットって書く?やっぱ書かないで…」これが人生で初めて公の物にサインした瞬間でした。例会中は、食べたりスマホで遊んだり満天の☆を紙に描いたりしていましたが。おもちゃ入りのカプセルを探すとか、彼女のイメージする宝探しとは全然違うのでしょうが、一応アシストして、大好きな電車にも乗れて、チョコももらって良かったみたいです。

若林さん、楽しい時間をどうもありがとうございました。久々にどっぷりホームズ・ワールドに浸れました。この黒真珠シリーズ、書物にまとめる予定は無いのでしょうか?作成には時間と労力を費やし大変だと思いますが、次回作がある事を願ってやみません。

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2017年4月23日 (日)

2017年2月度月例会イベント「ボルジア家の黒真珠を探せ!」解答編公開!

2月度月例会のリアル宝探しゲーム「ボルジア家の黒真珠を探せ!第4回」、解答編を公開します!

【解 答 編】
「ワトソン、僕は「テストには真剣に向かい合ったほうがいいようだね」といったよね。テストを受けるときに、一番最初にする最も重要なことはなんだい?」
「・・・」
「テスト用紙に、名前を書くことじゃないか。まず、4枚のテスト用紙に、『四つの署名』をしなければならないだろ。それに第一、ランガム・ホテルで君が依頼されて書くのは『四つの署名』じゃないのかい?」
「確かにそのとおりだ・・・。隣に座ったオスカー・ワイルドは『ドリアン・グレイの肖像』を書く予定だと言っていた。」
「それに、君は、テストの答はG,O、L、Dといったが、肝心なことを見落としている。正解の記号の場所をよく見ると、すべて右側の3番目だ。」
「もうひとつ、僕は問題文の中で、実験をしていたとき、こう言ったよね。「これはきわめて重大な証拠なんだ。」と。何の実験だったか、覚えているかい? 硫黄にナトリウムやカリウムを反応させていたんだ。化学記号はS、Na、Kだ。つまりSNAKEだよ。」
「そう言われてみれば、そのとおりだが・・・」
「『四つの署名』の中で右側の3番目といえば、ピンチン・レイン3番地のシャーマン老人のはく製屋の店だ。それに、「P.L,No.3」はイタリックで書いてあるね。「イタリアには注意する必要がある」と言っただろう。それで、蛇とくれば、シャーマン老人がワトソンを脅かした毒蛇の入った袋しかないだろう。そうそう、黒真珠を取り出すときは十分気を付けてくれよ。」

正解:
光文社文庫『四つの署名』P.90
新潮文庫『四つの署名』P.78
のシャーマン老人がワトソンを脅かした毒蛇の入った袋の中

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如何でしたか、分かりましたか?
今回の謎もかなり難しく、全チーム正解はなりませんでした。深読みしすぎてなかなか『四つの署名』にたどり着かないチームもありました(我々です……)。
このリアル宝探しゲームは、今後も定期的に開催する予定です。是非とも月例会で実際のゲームを体感してみて下さい。

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2017年3月29日 (水)

2017年4月度月例会のお知らせ

2017年4月のJSHC月例会は、恒例の「みんな昔は新入会員だった ―― 自己紹介例会 第3弾」です。
 
一昨年、昨年開催し好評だった自己紹介月例会を今年も行います。
今年のお題は次の3つです。

① あなたが考える、「鳥取県と関連するシャーロック・ホームズ物語」は何ですか?
 今秋の全国大会は鳥取県で開催されます。それとの連動企画ではありませんが、わざわざ鳥取県に行くのですから、この機会に考えたことも無いテーマに取り組んでみませんか? ユニークな説を期待します。
 但し、特別ルールとして「青山剛昌」と関連付けるのは反則とします。

② 好きな順に聖典60編を並べたとき、あなたにとって60番目の作品は何ですか?
 シャーロッキアンなら、嫌いな聖典作品なんてあるはずないですよね。でも、全ての作品を等しく好きなわけでもないと思います。
 あなたにとって、60番目に好きな正典作品は何ですか?また、その理由を教えてください。

③ JSHCや全国大会、セミナー、月例会にお願いしたいことが何かありますか?
 せっかくですから、希望や要望があったら提案してみましょう。
 例えば、「自分は《ショスコム荘》が好きだが、あんまり人気がない。でも、この話について皆なで熱く語り合いたい。そういう場を設けてほしい」とか、「何年か前の大会に参加できなかったが、その時の発表が良かったと聞いたので、再発表をお願いしてもらえないか?」とか、「タバコに関する研究発表をきいてみたい」とか、「たまには、他の人の司会で進行してはどうか?」とか、「自分にも月例会の手伝いをさせて欲しい」とか、「忘年会は立食パーティー形式がいい」とか、「来年から自己紹介例会はしばらく止めよう」とか、、、。
 実現しそうにないから、と言って躊躇しないで、まずは皆なの前で提案、相談してみましょう。先輩会員から素敵なアドヴァイスが頂けるかもしれません。

 参加者の皆さんには、あらかじめこの3つの内から1つ(か2つ)お題を選んできて頂き、それについて2分間、お話して頂きます。
 話すことが無ければ、名前と会員番号だけお話し頂き、あとはパスしてもOK。
 また最近、月例会に出始めたばかりの方は、普通の自己紹介でも構いません。

是非皆様、自己紹介のネタを2分以内で仕込んでご参加下さい。会員以外の方のお試し参加も大歓迎です(その場合は、普通に自己紹介していただければ結構です)。

なお、参加ご希望の非会員の方は、月例会執行部宛にメール(jshctokyoreikai@gmail.com)にてご連絡下さい (会員の方は事前連絡不要です)。

【日 時】2017年4月9日(日)開場13時、開始13時30分~
【会 場】アトラスタワー茗荷谷 3F 会議室
【交 通】東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車
【内 容】「みんな昔は新入会員だった ―― 自己紹介例会 第3弾」
【司会進行】遠藤尚彦
【会 費】 300円

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