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2014年6月

2014年6月17日 (火)

2014年5月度東京例会イベント「ボルジア家の黒真珠を探せ!」公開!(問題編)

5月度東京例会で行ったリアル宝探しゲーム「ボルジア家の黒真珠を探せ!」、いよいよ問題編の公開です。
【問 題 編】
私が往診の帰りにベイカー街のホームズの下宿に立ち寄ったのは、189×年も終わりに近いある風の強い寒い夕方だった。彼は赤々と薪が燃える暖炉の前で黒いパイプをくゆらしながら、1枚の写真を眺めていた。
「ワトソン、久し振りだね。ちょうどいいところに来た。行方不明になっていたボルジア家の黒真珠の隠し場所が解ったよ。これがその手掛かりさ。」
ホームズは写真を渡してよこした。
大勢の紳士たちがどこかのクラブの図書室のようなところで3列に並んで写っている写真だった。
Photo「これは驚くべき写真なんだ。ある組織の会合に集まった人物たちの記念写真だよ。君の知っている人物も何人か写っているはずだ。解るかい。」
写真をよく見たが、大部分は私の知らない人物だった。
「真ん中の列の一番右側はレストレイド警部のようだが、警察官のクラブか何かの写真かい?」
「とんでもない。レストレイドの左下にいる禿げ上がった額の白髪まじりの口ひげの男は君もよく知っているはずだよ。」
「まさか・・・」
「その、まさかさ。君が銃の台尻で頭を一撃した人物さ。」
「レストレイドの右上の紳士はどこかで会ったような気もするが・・・」
「いや、彼には会ったことがないはずだ。そいつは、例の奇妙な暗号を発明したシカゴのギャングの親分だよ。」
「どうも状況がよく飲み込めないんだが・・・」
「モリアーティの組織は、いまや警察の内部にまで及んでいるという悲しむべき証拠さ。」
「信じられない。あのレストレイドが・・・」
「残念ながら、これが現実だ。そして、2つ目の手掛かりはこれだ。」
そう言って、ホームズはテーブルに置いてあったピンク色の横長の紙を差し出した。
派手なピンク色の紙には、横一列に「John Eustace Mortimer」と書いてあり、その下には「長方形の端と端とを重ねよ」と書いてあった。
John_eustace_mortimer
「男性の名前のようだが、何か意味があるのかい? 僕もジョンだけど、これは1人の名前? それとも・・・」
「ワトソン、この写真は何かをあらわしている。この写真とピンク色の紙が手掛かりのすべてだ。ここから、ボルジア家の黒真珠の隠し場所を探してみたまえ。」
「ホームズ、僕にはさっぱりわからないよ。」
「そうだな。紳士にはちょっと難しい問題かもしれない。正解にたどりつくにはレディの助けが必要だな。奥さんに聞けばすぐ解ると思うよ。」
※暫くしたらヒントを公開します。それまではノーヒントでお考え下さい。
※ボヘミア家の在り処が分かった方は、東京例会メールアドレス(jshctokyoreikai@gmail.com)宛に答えをお送り下さい!

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2014年5月度東京例会イベント「ボルジア家の黒真珠を探せ!」公開!(ルール説明編)

5月度東京例会では、初の試みとして、リアル宝探しゲーム「ボルジア家の黒真珠を探せ!」を行いました。チーム対抗で行ったこのイベント、良いところまでいったチームはいましたが、残念ながら正解にまで至ったチームはありませんでした。
この時の問題は、JSHCの機関誌「ベーカー街通信」6月号に掲載していますが、出題者の方の了解が得られましたので、HP上でも公開いたします。まずはルール説明編です。

【はじめに】
「ボルジア家の黒真珠」がホームズ物語60編のどこかに隠されています。
「ボルジア家の黒真珠」は小さなものですから、机の引き出しや鞄の中はもちろん、背広のポケットや鵞鳥の餌袋など、どこに隠されているかわかりません。
皆さんの使命は、問題を注意深くよーく読んで推理し、「ボルジア家の黒真珠」の隠し場所を探し出すことです。

【ルールとガイド】
1.テキストとしては、新潮文庫版(改版・延原訳)及び光文社文庫版(日暮訳)を使用しますが、必要に応じて正典(原書)を使用、参照することとします。
2.シャーロキアンや善良なる市民としての一般常識、例えばシャーロック・ホームズは1854年1月6日生まれと多くの人に考えられているとか、ロンドンはLONDONと綴るとか、地球は太陽の周りを回っているとか、『シャーロック』のホームズ役俳優はベネディクト・カンバーバッチだとか、こういう事実は当然のことながら問題を解く前提となります。
3.効率よく解答を得ようとする場合は、ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ事典』などが大いに役立つでしょう。また、もしお持ちであればCD-ROM版の『新潮文庫シャーロック・ホームズ全集』が便利かもしれません。もちろん、ネットで調べるのも、ライバル以外の誰かに聞くのも自由です。
4.これはゲームですから、隠し場所を探すのに、年代学的な詮索をしたり、細かい時代考証をして、この時代にこんなことはあり得ないとか考えることは、推理の迷路に踏み込むだけですのでお勧めできません。
5.隠し場所は、『(作品名・長編なら第○章も)』に出てくる○○の中(○○文庫版○○ページ)、という形式で解答してください。
解答例:
『ボヘミアの醜聞』に出てくるボヘミア国王の鞣革の紙入れの中(新潮文庫版23ページ)、もちろん、『ボヘミアの醜聞』に出てくるボヘミア国王のセーム革の袋の中(光文社文庫版28ページ)、も正解です。複数個所に同じ隠し場所が出てくれば、これも正解とします。
6.解答は、「推理の過程」と「隠し場所」の両方が合っている場合に正解とします。当てずっぽうで「ペルシャ・スリッパの中」と解答して、たまたま正解と一致しても、これは正解ではありません。

【東京例会ルール・ガイド】※東京例会参加者への注意事項です。
1.東京例会では、チーム対抗で推理していただきます。大きな声で話すと他チームに情報が筒抜けになりますのでご注意ください。
2.執行委員側で、テキスト、原著、PC等を用意しますが、解答者も用意していただくとよいでしょう。
3.途中で、ヒントを出す予定です。
4.時間中であれば、質問を受け付けますが、当然のことながらお答えできない場合も多々あります。適切な質問であれば、質問と解答を全員に共有します。
5.正解にたどりついた(と思われる)チームは、解答を執行委員か出題者にこっそりと話して下さい。外れた場合でも、推理が合っていれば、どこまで正しいかをお知らせします。

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2014年6月 1日 (日)

2014年6月度東京例会のお知らせ

6月13日、いよいよブラジルワールドカップが開幕します。そこで今月の東京例会では、ワールドカップ便乗企画として、「ホームズ物語とフットボール」というテーマで発表を行います。
3月の東京セミナー「シャーロッキアンのためのラグビー講座」の際に、時間が足りずに話しきれなかったことを、たっぷりとお伝えします(東京セミナーに参加されていない方でも十分にお楽しみいただける内容だと思います)。今回の発表を聞けば、ワールドカップを見る目が大きく変わること請け合い(?)です。
また、日本初の「スリー・クオーターの失踪」翻訳作品である「蹴球選手の行衛不明」(1921年)の紹介も行う予定です。大正時代の翻訳家は、「スリー・クオーター」をどのように翻訳したのでしょうか。日本初の「スリー・クオーター」翻訳作品を読むことができる貴重な機会だと思います。
さらにタイムリーなことに、例会の日は「シャーロック3」最終話放送日の翌日です。フットボールはともかく、シャーロックの話をしたい!という方も大歓迎です。皆さま奮ってご参加下さい。

【日 時】 2014年6月8日(日)開場13時、開始13時30分〜
【会 場】 アトラスタワー茗荷谷 3F 会議室
【内 容】 「ホームズ物語とフットボール」
【交 通】 東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車
【参加費】 300円

※JSHC東京例会は、JSHC会員であればどなたでも参加できます(事前予約不要)。非会員の方のお試し参加も歓迎していますが、その場合は必ず事前に東京例会執行部宛にメール(jshctokyoreikai@gmail.com)にてご連絡下さい。

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