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2014年10月

2014年10月26日 (日)

2014年10月度東京例会参加レポート

10月度東京例会に参加した小高茂さんに参加レポートをお送りいただきました。
レポートにもあるとおり、今回は機材トラブルのため執行部は大パニックでした。そのため当日の写真を撮影しておらず、鷲平ケイさんに当日のスライドの写真を、発表者の山下真由子さんに書影をご提供いただきました。

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久々に参加する東京例会にも関わらず遅刻して到着するとまだ発表は開始されていませんでした。どうやらパソコンのデータがスクリーンに投影できなかったようで、(ひきつった)笑顔の進行役の執行部A氏の英断でいきなりの情報交換、続いて休憩突入という掟破りの展開に。
休憩時間中に奇跡的に投影に成功し、発表開始となった今回のテーマは山下真由子さんの「戦後児童書の邦訳タイトルについて語ろう」。全作品について知りうる限りの児童書の邦訳タイトルを紹介するというものですが、個人的には抱腹絶倒の内容でした。比較的オーソドックなものから、完全にネタバレしているもの、そのタイトルからはわかるはずがないもの、ミスリードを誘発するもの・・とタイトルは多種多彩で、スペースの都合上、すべてを紹介するわけにはいきませんが、印象的なものをいくつか記載しますのでどの作品のタイトルなのか推理してみていただければ幸いです(括弧の中は翻訳者名)。

Q1:悪魔のガス(久米元一・穣)
Q2:秋の女(平井芳夫)
Q3:パイ君は正直だ(山中峯太郎)
Q4:死ぬ前の名探偵(山中峯太郎)
Q5:バカな毒婦(山中峯太郎)
Q6:恐怖の4(久米元一・穣)
Q7:白い吸血鬼(白木茂)

(『恐怖の4』の書影)
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この種のトンデモ訳に関しては山中峯太郎大先生の独壇場では、という固定観念がありましたが、久米元一・穣親子をはじめとする他の皆様の頑張りにも目ざましい(?)ものがありました。特に他の方が尋常ではないタイトルなのに山中大先生がオーソドックスなタイトルにしているのを目にすると、発表者の山下さんと同じように心の中で思わず「ふがいないぞ、峯太郎!」(失礼)と叫びたくなる始末でした。

(当日発表のスライドその1。身も蓋もない題名)
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(当日発表のスライドその2。JSHC主宰者のお二人も、謎の題名を付けています。これで『緋色』と分かったらスゴイ)
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 こうして、大爆笑のうちに発表が終了した後、日暮さんより10月5日に神戸・北野の異人館「英国館」にて行われたホームズ生誕160年記念のホームズ像除幕式参加報告があり、(もう一方の進行役である執行部N氏のお言葉を借りれば)特にアクシデントもなく平穏無事に2014年10月東京例会は終了いたしました。
楽しい時間をどうも有難うございました。

以下、問題の回答です(括弧の中は発表者の山下さん、若しくは私のツッコミです)。

A1:悪魔の足(これではネタバレですね・・・)
A2:独身の貴族(このタイトルではわかるわけありません・・・)
A3:株式仲買店員(正直だって言われても・・・)
A4:瀕死の探偵(死ぬこと前提ですか・・・)
A5:三破風館(児童書のタイトルとして許されるのでしょうか・・・)
A6:四つの署名(「恐怖の谷」と思うでしょ・・・)
A7:チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン(これも「吸血鬼」と思うでしょ・・・)
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なお、当日は初参加の方1名、お試し参加の方1名に来ていただき、現在の会場(アトラスタワー茗荷谷)になって始めての満員状態でした。執行部としては嬉しい限りです。引き続き多くのシャーロッキアンの方々に楽しんでいただける集まりにしたいと思っています。
JSHC東京例会では、新しいシャーロッキアンの方々を歓迎しています。敷き居が高いと思っているROM会員の方や非会員の方、そんなことは全くありませんので、是非ご参加下さい。

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2014年10月 8日 (水)

2014年9月度東京例会参加レポート

9月度東京例会に参加した山縣和人さんに参加レポートをお送りいただきました。
レポートにあるとおり、会場入り口はちょっと分かりにくいかもしれません。茗荷谷駅からローソンに向い、左折すると入り口があり、エレベーターで3階まで行くことができます。10月度例会に来られる方はご注意下さい。

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初めて東京例会に参加した。場所はアトラスタワー茗荷谷3階会議室。「どこだそれ」ということで、ググると茗荷谷駅前のタワーマンション。池袋駅から地下鉄丸ノ内線で2駅で茗荷谷駅。改札を出て外を見上げる。目の前にタワーマンションを見つけてその前へ行く。テナント一覧があり、3階に「図書文化会議室」を発見。「これかな?」と思ったが、入口がわからない。仕方なくマンション居住者用の駐輪場をすり抜けて建物の周りを歩く。途中2階へ上がる階段とエスカレーターを発見。外にあるエスカレーターは客寄せの可能性があるので上がってみる。自動ドアがあり中にはマッサージ店他テナントがある。マッサージ店の隣がエレベーターと階段。階段を3階まで上がり、扉を開けると目の前が「図書文化会議室」。ガラス扉がいっぱいあるが暗く閉まっている。「ありゃりゃ、ここじゃないのか?」と思ったが、3階の隅に小さな扉が開いていて、中から灯りが漏れている。「地域集会室」とあり、中に数人の人影。中を覗き込むと、東山さんや事務局の人たちの姿が見え安心する。部屋は北と西に大きな窓がありとても明るい。一番前に座った。しばらくしてざわついてきたので振り返るとほぼ満席。30人以上になるだろうか。

最初は、雀部ひろみさんの発表「シャーロック・ホームズはサッカー派 その真実」である。話がしょっちゅう脇道を歩いていて、どこまでが余談でどこからが伏線なのかわからず、予断を許さない、油断のならない発表であった。6月のラグビー談義に触発されたサッカー談義とか。

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聖典にラグビーは何度も出てくるが、サッカーは全く出て来ない。まずは日本のサッカーの歴史。茗荷谷という筑波大学のお膝元で、日本のサッカーがいかに筑波大学に牛耳られているかという命の危険がありそうな話。次にイギリスでのサッカーの歴史。同じスポーツであったラグビーとサッカーがいかに分かれたか。トレイシーの事典の「イートン校」の項に「セバスチャン・モラン大佐やジョン・クレイはここの卒業生であった」とあり、違和感を持ったことが発表のきっかけ。パブリックスクールの対立が分裂のきっかけ。イートン校はサッカー派の代表。聖典の中でイートンだけが貶められている。フットボール協会を構成する9校のパブリックスクールのうち、聖典に出てくるのはイートン校だけ。しかも人名録を読むシーンでイートン校出身の場合だけ出身校に触れている。
ラグビーをやっていたらしいワトソンはサッカー、つまりはイートンが嫌いだったか。イートンと同じくサッカー派のハーロウ校の卒業生名簿を見ていたら、ベネディクト・カンバーバッチの名前を見つけた。そこでSherlockはサッカー派だという落ち。雀部さんのサッカー好きがわかる発表だった。

15分間の休憩の後、日暮雅通さんによる「パブ・シャーロック・ホームズの裏話」だった。日暮さんご用意の写真をプロジェクターで壁面投影し、お話をしてくださった。
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会場となった喫茶店で5月に「バー・ロンググッドバイ」という企画をやったところ、客が倍増。二匹目のどじょうを狙うことになり、白羽の矢が立ったのが「パブ・シャーロック・ホームズ」。日暮さんに相談があり、監修として関わることとなったとか。カクテル作りに苦労した話。札幌グランドホテルのカクテルを参考にしてレシピを作ったが、度数が強すぎて注文が少なかったそうだ。ノンアルコールメニューの希望が強く、後半になってノンアルコールカクテルを開発したところ注文が相次いだとか。客はクラブと関係ない普通の人たちで、大半が「Sherlock」ファンの若い女性の一人あるいは二人連れ。パブにはなんちゃってディアストーカーがあったが、みんな何の躊躇いもなく着ていたそうだ。喫茶店の次の企画は、三匹目のどじょうを狙ってクリスティで行くらしい。TVドラマ「名探偵ポワロ」のファイナルシーズン放送に合わせてということだろうか。
最後に長浜さんや雀部さんら提供のオークション、参加者からの情報提供があり、17時で終わった。
例会初参加者は、私と、大学3年生の学生さん。卒業論文にSHを扱うことを許されて、その勉強のためクラブに入会したとか。いっぱい吸収していい論文を書いてほしいものだ。
終わって、帰りはエレベーターで1階まで行く。1階は何もない。扉を出ると左側は都営バスの車庫、右側はローソン。春日通りへ出た。右に曲がると茗荷谷駅。地下鉄に乗って帰ろう。
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今月の東京例会は10月12日(日)13時30分から、アトラスタワー茗荷谷の3F会議室で行います(http://bit.ly/ZevFBT)。初参加の方、お試し参加の方大歓迎です。是非お越し下さい。
なお会場はこちら(http://bit.ly/1tEGlGv)。

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2014年10月 5日 (日)

パペットホームズのイベント(GTFスマイルチャレンジin江戸川)

3月と8月にNHKで放送されたパペットエンターテインメント「シャーロック ホームズ」、いよいよ今月から本放送がスタートします。9月28日、GTFスマイルチャレンジin江戸川という催しの中で、パペットホームズ関係のイベントが行われるということで、東京例会執行部の2名が見学に行ってきました。

会場は新小岩駅から歩いて10数分のところにある江戸川区総合文化センター。大ホールの1階が会場でした。
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入り口正面には3Dプリンタで制作されたホームズ像が2体。和紙製とのことでしたが、とても精巧な作りです。
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入り口右手にはパペットホームズ関係のグッズ売り場。人形美術監修をされている井上文太さんのイラスト集や絵はがき、DVDやノベライズなどが売られていました。

こちらがグッズの一部(写真は午後に会場に行かれた増永正子さんからご提供いただきました)。
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奥の方には井上さんのパペットをモデルにしたイラストコンテストの優秀作が飾ってありました。皆さん上手ですね。
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ホールの中では『シャーロック ホームズ』が第1話から放送されていました。改めて大画面で見るパペットホームズは格別で、結局最後まで見てしまいました。
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大体1時間くらいで一通り見終わったので、その後屋台の料理をつまみながら帰ったのですが、午後に行かれたホームズクラブの増永正子さんによると、大ホール以外にも会場があって、撮影で使われた実際のパペットが飾られていたとのこと。増永さんにご提供いただいたパペットの写真がこちら。
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しかも午後には井上さんのサイン会や講演まで行われたとのこと。完全に行く時間帯を間違えました……。

ポーズを取る井上さん(増永さん撮影)。
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パペットの実物を見られなかったのは本当に残念でしたが、なかなか楽しいイベントではありました。12日からの本放送が楽しみです。

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2014年10月 1日 (水)

2014年10月度東京例会のお知らせ

今年も早いもので残すところあと2ヵ月、今月が今年最後の東京例会です(12月は、いまや大会に次ぐ大イベントになってしまった年末恒例の発送作業です)。

今月の東京例会は、山下真由子さんによる「戦後児童書の邦訳タイトルについて、語ろう」です。
日本で出版された多くのホームズ物語(正典)について、各話には訳者によって様々な日本語のタイトルがつけられています。戦後の児童書について可能な限りのデータを集められたとのことで、作品別にまとめて紹介していただきます。
山下さん曰く、発表者だけでなく、例会参加者で自由に語り(つっこみ)合いたいという趣旨で「語ろう」というテーマにされたとのこと。正典の話題のみの超初心者向けの内容とのことですので、いつもにも増して初心者の方、お試し参加の方、大歓迎です。
また、珍しい本の書影も数多く紹介していただけると思いますので、ベテランの方にも楽しんでいただけると思います。

【日 時】2014年10月12日(日)開場13時、開始13時30分〜
【会 場】アトラスタワー茗荷谷 3F 会議室
【交 通】東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車
【内 容】「戦後児童書の邦訳タイトルについて、語ろう」(山下真由子さん)
【会 費】 300円

※JSHC東京例会は、JSHC会員であればどなたでも参加できます(事前予約不要)。非会員の方のお試し参加も歓迎していますが、その場合は必ず事前に東京例会執行部宛にメール(jshctokyoreikai@gmail.com)にてご連絡下さい 。

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