2015年2月度東京例会イベント「ボルジア家の黒真珠を探せ!」公開!(問題編)
【問 題 編】
シャーロック・ホームズはひとことも口をきかず何時間も座りっぱなしだった。
「ワトソン、じゃ、こいつを解いてみろよ」と、いきなり口をきいて、2枚の紙片をテーブルに投げてよこした。
紙の上にはおかしな象形文字のような絵があるだけで、わたしは当惑させられた。
「なんだい、こりゃ、子どもの落書きじゃないか、ホームズ!」
2枚の紙は、大きさは5インチ四方くらいの正方形で、1枚は赤、1枚は黄緑色のカードだった。
どちらも二人の人物らしい稚拙な絵が書いてあり、1枚はフェンシングでもしているようであり、もう1枚はフットボールでもしているようだった。
黄緑の紙の左上には白い星が、赤色の紙の右下には白い三日月のようなものを描いた旗が書いてあった。


「ずいぶん下手くそな絵だね。ぼくでももう少しましな絵がかけると思うよ。これは、太陽と星と月かな・・・。でも、この絵はどこかで見たような気がするんだが・・・」
私はホームズに2枚の紙を渡した。
「これはねワトソン、ボルジア家の黒真珠の隠し場所を示す重要な手がかりだよ。」
「ホームズ、僕にはさっぱりわからないよ。」
「わからないことはないと思うよ。だって、君自身も手にしたことがあるんだからね。」
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