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2015年6月

2015年6月28日 (日)

2015年7月度東京例会のお知らせ

【日 時】2015年7月12日(日)開場13時、開始13時30分~
【会 場】アトラスタワー茗荷谷 3F会議室
【交 通】東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車
【内 容】「フランスのホームズ漫画」
【発表者】寺井杏里さん
【会 費】300円

7月の東京例会は、ホームズ大賞奨励賞を受賞された寺井杏里さんによる「フランスのホームズ漫画」です。
「バンドデシネ」と呼ばれるフランスの漫画を紹介して下さいます。ホームズの正典や「語られざる事件」を漫画化した本はもちろん、SF、子供や動物が主人公の作品、オリジナルストーリーの作品など、色々な本があるそうです。
寺井さんがコレクションした本の一部を、画像付きで紹介して下さるとのこと。日仏文化比較のような難しいことは考えず、漫画を見て、楽しんでいただけたらと思います。
初参加の方やホームズ研究に興味のある非会員の方のお試し参加も大歓迎です。是非奮ってご参加下さい。

なお、参加ご希望の非会員の方は、東京例会執行部宛にメール(jshctokyoreikai@gmail.com)にてご連絡下さい (会員の方は事前連絡不要です)。

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2015年6月20日 (土)

2015年5月度東京例会参加レポート

5月度東京例会の参加レポートを遠藤尚彦さんからお送りいただきました。かなり詳しいレポートですので、このときの雰囲気が伝われば幸いです。
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5月の東京例会の発表は豪華三本立て。
1本目は、植田さん発表の「実録!東京“研究会”―― 僕の手帳から(実名ご容赦!!)」。
2本目は、ペギー・パーデューさんによるトロントのACDコレクションの紹介。
3本目は、日暮さんから、アメリカのSH展覧会に関するお話。 

 最初の植田さんは、会員番号3番の古参会員。昨年、部屋を片付けていたら1975年くらいからつけていた手帳が出てきたので、そこにメモしてきたこととJSHC創設前後のことをお話する、という説明が冒頭にあった。確かに一言でまとめればそういう内容なのだが、3時間近い植田節炸裂のお話は、最初の「今のうち、忘れないうちに、昔のことを話しておいた方がいいかな、と思って今回お話することにした」という動機と「JSHCは趣味のクラブなので、年齢や地位、権威は全く関係ないのが良い」という言葉の後は、あっちに飛びこっちに飛び、とその全貌を示すのはとても無理。なので、自分のメモしたことを羅列する形で内容や植田さんの言葉の一部を紹介する。
・ロンドン旅行のお話。SHホテルに泊まれなったこと、イーストボーンを訪問してホームズを遠くに見かけたこと、を含め、この旅行のことは第1回大会で報告された。
・長沼弘毅と文通していた話。長沼さんに手紙で叱られたこと、『SHの大学』(1976)の1刷には16ヶ所の誤植があるが、2刷りではそれが直してある。第1章にピーター・ブラウ(PB)とジョン・ベネット・ショー(JBS)の名前が「君付け」で登場するが、
その頃、長沼70歳前、JBS60代前半、PB50代後半、そして植田さんは30代半ばだった。
・JBS家訪問記(1992)。彼のコレクションを見せてもらい圧倒され、「〈日本で〉ホームズのコレクションをしてもしょうがない」と思った。カメラが壊れてしまい、部屋の様子をスケッチした。その絵も紹介。
・高橋文義発行の『Diogenes』のお話(註:これは知る人ぞ知るという内容)。
・アメリカの支部報の紹介、Brother of three(JBSが作った支部)等。
・初期のBS通信や日本の幾つかの昔の支部報の紹介。
・1980年2月24日、第1回東京研究会のお話、最初の頃の集まりはいつも皆な自己紹介ばかりやっていた(これ以降の、手帳を見ながらの東京研究会での出来事のお話しには、今も元気でこの日も参加されている会員、もう辞められてしまった会員、お亡くなりになった会員、昔懐かしいお名前が次から次へと登場した)。
・皆な、40年間も個人個人でよくいろいろやってきたな、と思っている。最初、クラブができた時、40年も続くとは思わなかった。これも小林さん、東山さんのおかげ。これからは(これからも)、「アーカイヴ」という意味で昔のことを語り継ごう、こういう昔話をしてもいいのかなと思う。
最後に、「これからも頑張っていきたい」という意思表明として《赤い輪》でのホーム
ズの言葉、「学習に終わりはない」を引用して終わった。 
 
植田さんの「茶革の手帳」発見が今回の発表のきっかけとなりました。
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JSHCの初期の頃を知っている方や、古い会員と日頃からお付き合いのある方にとっては、昔のいろいろなエピソードを聞くことができて面白かったのではないか、と思う反面、クラブ歴の短い方には知らない名前が多過ぎて実感が湧かず話の面白さが伝わり難かったようにも感じられた。 

2本目のペギーさんの発表は、“The Tronto Public Library’s Arthur Conan Doyle
Collection”の紹介。最初に日暮さんからペギーさんの紹介があった。8年前に、年末の大発送に参加したのでお会いされたことがある方も多いはず、カナダの支部、The
Bootmakers of Toronto の会員で、2011年にはBSI会員に選ばれている。ご自身は以前日本に留学されたことがあるため日本語の会話には全然問題ないということで、日本語に英語が混じる形で、トロント図書館の所有する貴重な本やグッズを紹介していった。
 トロントはカナダ最大の都市で、その公共図書館Tronto Public Library には100もの分館がある。図書館内部には ACD Room というのがあり、そこはヴィクトリア朝の雰囲気を醸し出すようなレイアウトがされていて、ACDやSH関連の本が並べられている。
所蔵資料としては、ストランド誌、ストランド誌の編集者に宛てたドイルの手紙80通、ドイルのあまり有名でない小説やノンフィクションなどもあるが、全体の80%はやはりSH関連のものである。Edger Smith のコレクションであった『クリスマス年鑑』も所蔵。
『バスカビル』だけで400冊以上、非英語への翻訳も90言語あり、パスティーシュは数千冊。その他、コミックや定期刊行物、様々な支部のNews Letter、DVD、美術品(ステンドグラスなど)、広告、グッズなどの所蔵資料を順次、きれいなスライドを見せながら流暢な日本語で説明していった。SHやACDの3大コレクションの内では、日本からの寄贈書は一番多いのではないか、とのこと。ペギーさんの発表を聞いて、トロントに行きたくなった人は多かったと思う。 
 
トロント公共図書館への日本からの寄贈書
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3本目は、日暮さんによる、現在アメリカ国内で開かれている『SH展覧会』の紹介。
展覧会と言いつつも、その実、ダニエル・スタシャワーが監修に加わっている謎解き体験型のイベントがメイン。会場として1000m2の広さが必要だが、もしかしたら数年以内に日本でも開催されるのではないか(まだ何も決まっていない)、というお話だった。開催が決まったら、その際にJSHCが協力できれば喜ばしいことだろう。
以上、筆者にとっては、4時間に亘る濃厚な時間を過ごすことができた例会であった。

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