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2017年11月26日 (日)

2017年10月度月例会参加レポート

10月度月例会の参加レポートを佐原由紀さんにお送りいただきました。月例会の雰囲気を感じていただければ幸いです。
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10月8日に開催された月例会は遠藤尚彦さんによる「××なシャーロッキアンもすなるホームズ研究というものを、新入会員の私もしてみんとてするなり」でした。
現在まで日本を含め世界中で多くの人が行ってきたホームズ研究「シャーロッキアーナ」。それはいったいどのようなもので、現在までどんな研究が行われてきたのか代表的な研究の例をご紹介頂き解説していただきました。

会場は満席で、新人会員向けということもあり、早速、会員歴が浅い人中心に前に座るようにとのアナウンスがありました。新人会員の私は一番前に座りましたが、後ろの方を見渡すとベテラン会員の方がずらりと並ばれていて、普段とは違った光景に新鮮さを感じました。

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おかげさまで10月も満席でした。

今回の内容は、有名なホームズ研究の紹介(海外編)、すごいホームズ研究の紹介(国内編)、何回も出てくる研究テーマなどのラインナップで、それぞれのテーマごとにいくつかの研究例が紹介されました。いくつか用語や内容について難しいと感じたものもありましたが、新人の私でも知っている有名なものや、耳にしたことのあるものもあり、興味深く聞くことができました。

まず、ホームズ研究の海外編が紹介されました。まず、「ワトスン博士は女だった」と「ワトスン博士は女でなかった」が紹介されました。前者のナンセンスな結果を導き出す研究を、後者がナンセンスな研究をもってして反論する遊び心のある研究で、読者はユーモアのセンスを持って読むことが大事だそうです。この研究の詳しい内容説明は、月例会執行部のAさんにバトンタッチされました。ユーモアのある説明と分かりやすい解説に会場が笑いに包まれました。その他にはドロシー・L・セイヤーズの「ワトスン博士の洗礼名」やアンソニー・バウチャーの「後期のホームズは替え玉か」などの説明がありました。

国内のホームズ研究では、今では常識に近いものですが、当時あまり知られていなかったすごい研究が紹介されました。具体的には、實好達郎さんのまだらの紐において毒殺殺人は可能であったかのかという研究や、渡辺峯樹さんのロンドンの地下鉄に関する研究やホームズの電報についての研究などの有名な研究が紹介されました。有名すぎてご存知の方がほとんどで、これには、参加者の反応も多く、会場が沸き立ちました。自分が興味を持ち疑問に思うことに対して正典を読み込み、徹底的に調べ抜くことは時間と根気のいる作業ですが、研究の基礎的な部分であり不可欠な過程だと感じました。

そして、何回も出てくるテーマとしては、「バリツ」の正体、夏目漱石とホームズ、半七捕物帳のホームズからの影響などがあり、以前から国内海外問わず色々な方が説を述べているそうです。これらのテーマは私でも本などで読んだことがあったり、よく耳にするテーマだったので、頷きながら聞くことができました。また、このようなテーマを扱う場合には先行の調査が必要でそれらの研究に対して敬意を払って行うことが何よりも重要だそうです。
また、ホームズのキャラバッシュパイプについてのそのイメージを定着させたのは俳優のウィリアム・ジレットですが、ジレットがそれを選んだ理由の一つに、パイプを手で持っても顔が隠れないというきちんとした理由があるそうです。個人的にこれには深く感心させられました。物事には必ず何らかの根拠があり、研究においてもしっかりと根拠を明らかにして、進めていくことが必要なのだなと思いました。

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ホームズ研究は決して難しいものではありません。「気になることを調べてみる」のが最初の一歩です。

始めから終わりまでとても濃い充実した内容で、学ぶことの多い発表でした。私自身、研究というとまずテーマを決めることが難しいという印象を持っていたのですが、自分の得意とする分野から焦点を当てたり、まず疑問をもって「とりあえず、自分で調べてみる!」そして分からなかったらJSHCの詳しい先輩方に聞く!ことが肝心なのだと感じました。
今回の発表は、ホームズ研究に触れるとてもいい機会になりました。これからに生かしたいと思います。

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