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2020年11月29日 (日)

2020年7月度オンライン月例会参加レポート

2020年7月度のオンライン月例会参加レポートを向根菜月さんにお送りいただきました。オンライン月例会の雰囲気を多少なりとも感じていただければ幸いです。
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7月12日(日)の月例会は14時より始まりました。開始時の人数は50名ほど。zoom開催はこれで4回目となります。そして今回のテーマは「Holmes Contents Royal Rumble」。ホームズに関するコンテンツの紹介を5分間で発表、その後2分間の質疑応答というルールで、12名の方が13コンテンツについて発表されました。

トップバッターは谷田部宝弘さんによる『偕成社版シャーロック・ホームズ全集』。ご自身の小学生時代の思い出と共に、良い点、悪い点を語ってくださいました。魅力はリライトが原典に忠実で創作がない点で、子どもにおすすめだそうです。同じシリーズでもさまざまな方が訳されていることに驚きました。

続いて木口公司さん『ホームズ鬼譚~異次元の色彩』。クトゥルフ神話とホームズのアンソロジーで3作が収録されており、3作目はゲームブックになっているそうです。クトゥルフ神話の説明もあり、よく神話を知らなくても楽しめるとのこと。作者の北原尚彦氏、山田正紀氏のサインに注目が集まりました。

お次は安藤祥子さん『青い鳥文庫版シャーロック・ホームズ全集』。箱の登場に、チャットがざわつきました。「テレビショッピング味」「カリスマ通販員」などなど。また、ホームズ、ワトソンのビジュアルにも注目が集まりました。最高の笑みで、愛を感じる発表でした。箱はどこで手に入れたのかという質問へは「Amazonで全巻セットで売っていたので思わず購入したところついてきた。メーカーへ電話したらいいかも」とのこと。今から30分オペレーター増員中……はないと思いますが、一度電話しようと思いました。

202007
青い鳥文庫版SH全集

続いて小高茂さん『世紀末の美と夢3 美神と殉教者』。主に辻邦生氏と丸山才一氏の対談について、JSHC会員としてだけではなく、辻邦生を読む会会員としての視点でも発表してくださいました。シャーロキアン注目ポイントは、物語の空白時代と実際の空白に7年の差があり、それによってリアルタイムから脱却したドイルが世紀末を書いた物語としてホームズを1890年代に活躍させることができた点だそう。なお、1986年出版の為、現在と比べ同性愛へのタブー視が強かったことを念頭に置く必要があるとのことです。

その次は小島朋美さん『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』、『名探偵シャーロック・ホームズ(原題「“Шерлок Холмс” Sherlok Kholms」)』。美しいスライドで、とても分かりやすい発表でした。ホームズがコカイン中毒に冒されているという設定に以前見た方から「この映画怖かった」との声も。原作者であり脚本家であるニコラス・メイヤー氏の説明も分かりやすかったです。

6番目は渡邉利枝子さん『ヴェルネ家の肖像』。ヴェルネ家の人々の肖像や作品について語ってくださいました。ポイントはヴェルネ家の「美貌」で、渡邉さんの最推しはホームズのはとこ、ポール・ドラローシュとのこと。
ホームズが美形なのも当然と思うほどの美貌の持ち主でした。

さらに続いて長浜真人さん『シャーロック・ホームズの推理学』。「皆さん読んだことはあっても忘れているのでは」とのお言葉の通り多くの方が読んでおられました。すぐに合本の情報が出てきたり、改めてオンラインの良さを感じました。内容にパズルもあるそうで、気になります。

次が石原悦子さん『ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvsゾンビ』。まさかのゾンビメイクと衣装でのご登場!しかし、機械トラブルにより音もゾンビと化してしまい、残念ながらほとんど聞こえませんでした。それでもチャットには「買います」との声が多く寄せられました。
続いて荒井大樹さん『モリアーティ』。「最後が一番重要。モリアーティがあまり出てこないが書き方がうまく、最後で誰でも納得する」とのことで、未読でしたが読もうと思いました。登場人物それぞれの視点で読めるので2度楽しめること、暗号などの謎解きも魅力だそうです。

続いて歌原舞子さん『シャーロック・ホームズ 悪魔の娘』。ゲームの発表でした。推理や変装をすることができたり、犯人を告発するか否かを判断できる「道徳的選択」などなどのホームズ要素が満載。綺麗なグラフィックにも注目でした。

次に森島真理子さん『大逆転裁判1&2』。1時間あたり約62円で、19世紀ロンドンでホームズと共同推理ができるゲームだそうです。ワトソンが女性なのは知っていましたが、レストレードも女性だったのは驚きました。

最後に小野正晴さん『翻案 血染の壁』。『緋色の研究』としては初の翻案の発表でした。注目点として「変えられている点と変えていない点のそれぞれの理由」、「他の物語のプロットが挿入されている」などを挙げられ、「訳者の無名氏は他にもホームズ譚を読み、面白い点を盛り込んだのでは」と語ってくださり、ますます無名氏の正体が気になってしまいました。

投票の結果、優勝は安藤さんの『青い鳥文庫版シャーロック・ホームズ全集』に決定しました。おめでとうございます。安藤さんは「5分間で構成するのが難しかった。皆さんのおかげで流れに乗せられた」とのことです。
今回、私はほとんど未読、未視聴、未プレイだったのですが、どの発表も素晴らしく、どのコンテンツも気になりました。次回も楽しみにしています。

 

 

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