カテゴリー「ホームズ情報」の記事

2016年9月 7日 (水)

誰がジム・モリアーティを殺したか?(CLUEDO SHERLOCK EDITION)

誰がジム・モリアーティを殺したか?

犯罪界の黒幕、ジム・モリアーティの死体が昨日ロンドンで発見された。警察は犯罪が行われたのではないかと睨んでいる。死因は未だ不明、これから徹底的な捜査が行われる予定。

警察は事件の鍵を探すべく、モリアーティと関連のある場所を捜査した結果、9ヵ所の犯行現場候補が挙がった。容疑者の長いリストが作成され、これから尋問が予定されている。「犯罪界のナポレオン」との異名を持つモリアーティのような人間は、容疑者には事欠かず、数多くの人間が強い動機を持っていた。
しかし、捜査を進めていくためには、シャーロック・ホームズのアドバイス以外にも、何らかの助けが必要だった。警察は、一般大衆に援助を呼びかけた。誰か怪しい人間は見かけなかったですか?何か情報をお持ちの方はいらっしゃいますか?この厄介な事件を解決する手助けをしていただけませんか?

……以上は、「CLUEDO SHERLOCK EDITION」に付いていた「CASE FILE」の超ザックリな翻訳です(我ながら酷い日本語だ。翻訳って難しい……)。
アマゾンでこのボードゲームを買った(http://amzn.to/2ckEkyA)のはもう2年も前のこと。イギリスで昔からある推理ボードゲーム「クルード」のシャーロックバージョンであるこのゲーム、プレイする機会がなく完全放置していました。1泊2日の軽井沢セミナーなら、きっと一緒に遊んでくれる人がいるに違いない、と今回持参しました。

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これが「CLUEDO SHERLOCK EDITION」

ジム・モリアーティを殺した犯人、凶器、犯行現場を推理するという内容で、Season4の先取りのようなゲームです。軽井沢セミナーではかなり盛り上がり、夜中の2時過ぎまでプレイしていた人もいました(翌日研究発表をする方までおつき合いいただきました)。この時は、ルールを今一つ理解せずプレイしていたのですが、改めて説明書を読み、クルードの解説をされている日本語サイトにも目を通した上で、「CLUEDO SHERLOCK EDITION」のルールをまとめてみました。今後クルードをプレイされる方の一助となれば幸いです。

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使用するのは、各プレイヤー用のコマ(6種類)、ゲームボード(犯行現場の候補地ロケーション9ヵ所が印刷されています)、容疑者カード6枚、凶器カード6枚、ロケーション(犯行現場候補)カード9枚、「CASE CLOSED」と書かれた封筒、そしてメモ用のシートです。6つの凶器のミニチュアもありますが、雰囲気用だそうです(笑)。

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凶器の写真。あくまで雰囲気用です

容疑者カードは、シャーロック、ジョン、マイクロフト、レストレード、ハドスン夫人、アイリーンの6種類、凶器カードも、ダガーナイフ、ロープ、レンチ、鉄パイプ、ロウソク立て、拳銃の6種類、ロケーションカードは、221B、ハドスン夫人のキッチン、スイミングプール、ダートムア、ロンドン塔、アイリーンのフラット、バスカヴィル、ラボ(バーツかな?)、バターシー・パワー・ステーションの9種類です。

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容疑者カードと凶器カード

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ロケーションカード

各プレイヤー用のコマも、容疑者6名のキャラクターになっています(シャーロック、ジョン、マイクロフト、レストレード、ハドスン夫人、アイリーンの6種類)。

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6種類のコマ。キャラクターの写真がプリントしてあったら嬉しいのに

プレイヤーは好きなコマ(キャラクター)を選び、ゲームボードに記載された各コマのスタート位置に置きます。本来は、コマの色とスタート位置の色を合わせるはずですが、コマの色とゲームボードのスタート位置の色が違う(爆)!流石イギリス製、アバウトというか何というか。そのせいでゲーム途中で誰のコマがどれなのかよく分からなくなってしまいました。

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ゲームボードとコマの写真。コマは青いのにスタート位置は紫!

カードを容疑者、凶器、ロケーションの3種類に分け、種類ごとにシャッフルして裏向きに置き、それぞれ1枚ずつ引いて、「CASE CLOSED」封筒に入れます(これが答えになります)。残ったカードを各プレイヤーに配ります。プレイヤーが6人の場合は一人3枚ずつになります(プレイヤーは最大6人まで)。

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「CASE CLOSED 」封筒に3枚入れます

ゲームはアイリーン(のコマの人)からスタートするのが正式なルール。ただ我々がプレイしたときはじゃんけんで決めちゃいました。

サイコロを2個振り、出た目の数だけマスを進めます。上下左右の移動は可能ですが、斜め移動はダメ。他のコマが泊まっているマスは、通ることも止まることもできないので、避けて通らないといけません。

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ゲームボード全体はこんな感じです

ロケーションへは矢印のマスから入ります。ロケーションに到達したら、サイコロの目が余っていたとしてもそれ以上の移動は行わなくて構いません。また、矢印のマスが他のコマにふさがれている場合は入ることができません。ボードの四隅のロケーションには「抜け道」があり、出入り口(矢印のマス目)を通らず対角線反対側のロケーションに行くことができます。

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矢印のマスから出入りします

ロケーションに入ったら、犯人、凶器、犯行現場について自分の推理を発表します。ただし犯行現場は自分のいるロケーションしか指定できません。221Bに入った場合は、「犯人はシャーロック、凶器は拳銃、犯行現場は221B、といった感じです。この時、シャーロックのコマはどこにいようが否応なしに221Bまで飛ばされます(これがこのゲームの肝かもしれません)。移動されたコマは、推理の発表後もそのロケーションに留まります。

推理が発表されたら、他のプレイヤーは反論を試みます。推理したプレイヤーの左隣のプレイヤーは、自分の手札に推理された3枚のカードのうちいずれかがあった場合、そのカードを推理したプレイヤーに見せます(他のプレイヤーには見せる必要はありません)。該当するカードを2枚以上持っている場合は、1枚だけ選んで見せます。左隣のプレイヤーが推理されたカードを1枚も持っていない場合、その左隣のプレイヤーに順番が回ります。そのプレイヤーが該当のカードを持っている場合は、先ほどと同様にそのカードを推理したプレイヤーにだけ見せます。持っていない場合はさらに左隣のプレイヤーに順番が移ります。

もし誰もカードを見せることができなかった場合は、ターンを終了するか、「告発」(後述)を行います。推理と告発を同じターンで行っても構いません。

他のプレイヤーの推理により、自分のコマが移動させられた場合、次のターンでは「通常通り移動を始める」か「そのロケーションで推理を行う」かを選択できます。後者を選んだ場合は、サイコロも振る必要はありません。

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手札がこの3枚のときに、他のプレイヤーから「犯人はシャーロック」と推理されたら、(自分より前の順番のプレイヤーがカードを見せていなければ)推理したプレイヤーにシャーロックのカードを見せます

なお、同じロケーションで再度推理を発表する場合は、次のターンで一度そのロケーションから退出し、再び入室しなければなりません。他のプレイヤーに出入口を塞がれて出られない場合は、通れるようになるまでそこで留まらなければならず、推理も発表することができません。

「CASE CLOSED」封筒の3枚のカードが特定できたと思ったら、プレイヤーは自分のターンで「告発」を行います。告発は「犯人は誰か、凶器は何か、犯行現場は何処か」を宣言します。推理を披露するときと同様、犯行現場は自分のいる場所しか指定できません。告発したら、他の誰にも見えないように「CASE CLOSED 」封筒の中身を確認します。なお、各プレイヤーはそれぞれ一度しか告発を行うことは出来ません。

告発が間違っていた、または宣言したカードのうち1枚でも「CASE CLOSED」封筒に入っていなかった場合、その回のゲームの勝利はなく、その後ゲームに参加することはできません(次に自分の番が来ても、何もできません)。3枚のカードは、全て封筒へと戻します。ただし、自分の手札はそのまま持ったままでいるので、他のプレイヤーが推理したカードを持っている場合は、そのプレイヤーに自分のカードを見せて、推理を否定します。
告発に失敗した後、自分のコマが出入り口を塞ぐ位置にあった場合は、他プレイヤーが通れるよう、ロケーションへとコマを移動させます。

告発が完璧なものだった場合、つまり、「CASE CLOSED 」封筒の中に指定した3枚のカードを全て確認できた場合、そのプレイヤーがゲームに勝利します。封筒から全てのカードを取り出し、全員に見えるよう広げます。

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「犯人はハドスン夫人、凶器はロウソク立て、犯行現場はハドスン夫人のキッチン」という告発をして、「CASE CLOSED」の封筒を開けてみると 見事正解!勝ちました!!

こんな感じでゲームが行われます。

ちなみに、推理を行う際、自分の手札を含めてもかまいません。実際にプレイしてみると分かりますが、これは推理を進める上で有効な手段です。

軽井沢セミナーでかなり盛り上がったので、月例会終了後にプレイすることも検討しようかと思っています。ご興味ある方は是非お問い合わせ下さい。

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2016年1月11日 (月)

ロンドン・ホームズ協会ディナーレポート

ロンドン・ホームズ協会(SHSL)のディナーに出席のためイギリス旅行中の中島ひろ子さん(羨ましい……)から、ロンドンの様子とディナーについてのレポートをお送りいただきました(以下の文章・写真とも中島ひろ子)。

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1月7日からロンドンに入りました。初日はロンドン市内を歩いたのですが、なんと!

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パブホームズは工事中でした!

営業してません! 中はすっかり空です。うーん、どう変わるか全くわかりません…。すっかり変わってしまうかも。

次に、9日に参加したロンドンホームズ協会のディナーの様子をお伝えします。

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毎年恒例、ビックベンの下でディナーです。

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こちらを抜けて行きます(これは抜けた後ですが)。
 
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会場は昨年と同じ、というか毎回ここです。

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赤い壁の方は昨年も入ったウェイティングルーム。実は奥にもう一部屋ありました。奥の方はソファーもあって、ゆっくりできます。こちらでホームズクラブのYさん、Gさんにお会いいしました。

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今年のメインはチキン。昨年はラム肉でした。このとうもろこしを食べるのに苦労しました(笑)。

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今年のゲスト、スー・ヴァーチュー。『シャーロック』 のエグゼクティブ・プロデューサーです。

ここで、ホームズクラブの友人たちから連絡が入ります。スティーブン・モファットが来ていると!

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この中に彼がいるかも?と友人たちに送ってみたら、なんとど真ん中に写っていました! もうそわそわしっぱなしです!

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スピーチ二人目は、ピーター・ホロックさん。2013年の巡礼ツアーで、モリアーティ役をやった方です。多分英語がわかればすごく面白いことを話していました。

スピーチが終わり、ロンドン版ホームズ大賞(というより功労賞)の授与も終わると、公式プログラムは終了です。この後はフリータイムになります。

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ということで、「突撃モファット」! サインもらった!

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写真撮ったし!

新しいシリーズを楽しみにしています、といったら、遅くてゴメンねと。遅くても大丈夫です! とお伝えしました。

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その後、リチャード・ドイルさんに声をかけられました。
息子さんも今回は一緒!6月に、ボーイスカウトのジャンボリーで、山口県、宮崎県などに行ったそう。千羽鶴を作ってくれたとか(ちとカメラが複数だったのでみんなちぐはぐな方を向いてます)。

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一昨年のダウ゛ォスセミナーの準備委員のマイケル・ミーア。

彼はBSIメンバーなので、「来週ニューヨークで会いましょう!」と言ってお別れし、って格好良すぎ!

雨が物凄くて、(今回宿が郊外なので)電車が止まりそうになったり、終電逃しそうになったりしましたがオールオッケーでした!

今回改めて実感しましたが、やはり人に直接会うのはいいことです。JSHCでの東京例会や大会などでも同じです。ツイッターやFacebookは優れたツールですが、直接会って話すことに勝る面白さはありません。
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中島さんの「直接会って話すことに勝る面白さはない」という思いは、我々執行部も同じです。シャーロッキアン同士の親睦を深められるような企画を色々と考えていくつもりですので、是非東京例会に足をお運び下さい。

中島さんは、この後BSIイベント(通称「裏ディナー」)に参加するため、ニューヨークに移動されます。ニューヨークからもレポートを送っていただく予定ですので、乞うご期待。

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2014年12月22日 (月)

『NHKパペットエンターテインメント シャーロックホームズ展』探訪の記

NHKスタジオパークの『NHKパペットエンターテインメント シャーロックホームズ展』に、JSHC会員有志で行ったときのレポートをお送りいたします(写真:中島ひろ子さん)。
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NHKスタジオパークにて、『NHKパペットエンターテインメント シャーロックホームズ展』が催されています。と同時にワークショップも行われているとのこと。12/14に、大発送の前に会員6名にて行ってきました。
スタジオパークの中に入っていくと、マッサンの展示や生放送のスタジオなど見向きもせずに、一番奥のスペースに大々的(主観が混じってます)に設けられていたシャーロックホームズのスペースに進んで行きました。ワークショップに参加するための整理券を入手した後、コーナーに入る前なのに皆で撮影大会が発生。

ワークショップ入り口
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が、開始30分近く前だったのに整理券の番号がもう50番台だったので、ふと我に返ってあわてて中に入ります。
中に入ると撮影の舞台やパペット、小道具が飾ってありましたが、ワークショップが行われる場所を見てみると、人形劇用の舞台が設置されており、既に大勢の人が開演を待って座り込んでいました(客層は小さい子どもたち及び保護者の方。大きいお友達もちらほら)。パペット等の鑑賞は後回しにして、我々もワークショップの行われる場所に行き、体育座りや正座(なんと椅子でなく絨毯の上に直接座りました)でちょっと窮屈な体勢で開始時刻を待ちます。
進行役のお姉さんが登場し観客の皆が声を合わせて「ホームズー、ワトソーン!」と呼ぶと舞台の袖からホームズとワトソンのパペットが登場。観客から歓声が沸き起こりました。

ホームズ登場!
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ワトソン登場! 
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ワトソンとお話しをする司会のお姉さん
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ワークショップでは、パペットの操作の仕方やパペット故の苦労話等、貴重な話を操演者(パペットを動かす方のことです)から直接伺うことができました。
曰く「パペット毎に操演者は決まっているので、ホームズを操っている方は他のパペットは操作しない」、曰く「パペットを操作している時は黒い服を着ています。理由は①人形浄瑠璃の人形遣いと同じように黒子という意味合い②撮影の際、黒以外の服を着ていると操演者の服に照明が反射してパペットに不要な光が映ってしまうため」
途中で、実際にパペット(スタンフォードとドレッパー)を台詞に合わせて操作する体験コーナーも設けられ、会場の男の子2人が上手く動かしていました(若干、うらやましい…)。

スタンフォードの操作
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ドレッバーの操作
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とワークショップは終了し、後回しにしていた小道具や舞台の鑑賞や撮影大会に突入いたしました。個人的には『二都物語』 と『レ・ミゼラブル』 の本が欲しかったです。で、ワークショップ参加者には、塗り絵二種類貰えるとのことで、我々も塗り絵をゲットしました。

奥に「赤毛クラブの冒険」の小道具が
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『二都物語』や『レ・ミゼラブル』は欲しい!
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ホームズとワトソンの部屋
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校長室
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十分に展示も堪能したあと、この日のメインイベントの大発送の会場に向かいました。
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なお、一緒に見学をした鷲平ケイさんも、ブログでこのときのことを書かれています。是非あわせてお読み下さい。
この『NHKパペットエンターテインメント
シャーロックーホームズ展』は来週日曜日、28日まで開催しています。28日にはワークショップも行われますので、参加されてみては如何でしょうか。

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2014年10月 5日 (日)

パペットホームズのイベント(GTFスマイルチャレンジin江戸川)

3月と8月にNHKで放送されたパペットエンターテインメント「シャーロック ホームズ」、いよいよ今月から本放送がスタートします。9月28日、GTFスマイルチャレンジin江戸川という催しの中で、パペットホームズ関係のイベントが行われるということで、東京例会執行部の2名が見学に行ってきました。

会場は新小岩駅から歩いて10数分のところにある江戸川区総合文化センター。大ホールの1階が会場でした。
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入り口正面には3Dプリンタで制作されたホームズ像が2体。和紙製とのことでしたが、とても精巧な作りです。
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入り口右手にはパペットホームズ関係のグッズ売り場。人形美術監修をされている井上文太さんのイラスト集や絵はがき、DVDやノベライズなどが売られていました。

こちらがグッズの一部(写真は午後に会場に行かれた増永正子さんからご提供いただきました)。
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奥の方には井上さんのパペットをモデルにしたイラストコンテストの優秀作が飾ってありました。皆さん上手ですね。
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ホールの中では『シャーロック ホームズ』が第1話から放送されていました。改めて大画面で見るパペットホームズは格別で、結局最後まで見てしまいました。
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大体1時間くらいで一通り見終わったので、その後屋台の料理をつまみながら帰ったのですが、午後に行かれたホームズクラブの増永正子さんによると、大ホール以外にも会場があって、撮影で使われた実際のパペットが飾られていたとのこと。増永さんにご提供いただいたパペットの写真がこちら。
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しかも午後には井上さんのサイン会や講演まで行われたとのこと。完全に行く時間帯を間違えました……。

ポーズを取る井上さん(増永さん撮影)。
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パペットの実物を見られなかったのは本当に残念でしたが、なかなか楽しいイベントではありました。12日からの本放送が楽しみです。

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2014年9月12日 (金)

パブ・シャーロック・ホームズ・トークショーレポート

8月29日、早川書房1階のパブ・シャーロック・ホームズで行われた、日暮雅通さんと北原尚彦さんのトークショーに行ってきました。トークショーの告知当日のうちに予約が埋まってしまったほどの大人気で、当日は超満員でした。会場に着いたのが遅かったため、一番前の列しか空いておらず、ホームズクラブの友人2名と最前列に押しかけました。
それにしても会場の女性率には吃驚しました。ホームズクラブの人たちが10名以上来ていましたが、クラブ会員以外の男性はほとんどいなかったのではないでしょうか。

お二人のツーショット。こんな感じで2時間トークショーをされていました。なお撮影はホームズクラブの中島ひろ子さん(筆者と一緒に最前列に陣取っていました)。北原さんの『僕たちの好きなシャーロック・ホームズ』(宝島社)や、くもん出版の『名探偵シャーロック・ホームズ事典』などの写真を撮影している方です。
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日暮さんも北原さんも、ホームズクラブでお話しをされる機会は多いのですが、ご本人たちも仰っていたとおり、二人でガッツリとお話されることはあまりないので、とても新鮮でした。

前半戦は、お二人の共通点のお話(大学が一緒、学部も一緒、サークルも一緒、作家・翻訳家として執筆で生計を立てられているのも一緒、シャーロッキアンとして活躍されていることも一緒、それから××したこと(あえて伏せ字)も一緒……)に始まり、お二人の出会った頃の話、青学推理研の話、ホームズクラブでの活動の話などなど。お二人とも、やっていることは30年以上変わらない、などと謙遜していらっしゃいましたが、逆に言うと30年前からそれだけレベルの高いことをされていたということに他なりません。お二人の作品の載った青学推理研の機関誌も見せていただきました(お二人は「黒歴史」と仰っていましたが)。

黒歴史と一緒に(中島さん撮影)。
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また、北原さんの最新作『ジョン、全裸連盟へ行く』(以下『全裸連盟』)の紹介もありました。本来は9月9日に発売とのことですが、トークショーに参加した人限定で先行販売あり。勿論購入しました。

『全裸連盟』を手に微笑む著者の北原さん(中島さん撮影)。
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今回のトークショーは『ミステリマガジン』11月号に掲載されるということで、早川書房の方が会場の様子を写真撮影されていました。

写真撮影中にパチリ。デジカメ越しの日暮さん(中島さん撮影)。
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第二部は最近のホームズブームについての話がメイン。ワーナーの映画やBBC『シャーロック』がきっかけなのは間違いないですが、特に『シャーロック』は、シャーロッキアンやミステリファン以外の一般層への広がりが凄く、北原さん曰く「お祭り騒ぎ」状態。この盛り上がりは、作品のレベルの高さ(正典を知らなくても楽しめるし、知っているともっと楽しめる)は勿論、それに加え、Twitter等のSNSの浸透が大きいとのこと。確かに、居ながらにして、放送と同時に互いの感想を共有できるのは、これまでになかった作品の楽しみ方だと思います。

また北原さんによると、Twitterで北原さんが『シャーロック』の元ネタについてつぶやいた情報が、凄い勢いでリツイートされることもあるそうで、ホームズを知らずに『シャーロック』にハマった人たちも、ちゃんと正典を読んでくれているという実感があるとのこと。
趣味の世界では得てして世代間闘争が生じがちで、シャーロッキアンの中には、「正典をちゃんと読んでいないくせに」と『シャーロック』ファンにネガティブな印象を持っている人もいるようですが、こうした『シャーロック』の一大ムーブメントについては、お二人ともポジティブに受け止められている様子でした。日暮さんによると、海外でも世代間闘争はあるそうですが、『シャーロック』ファン達の書いたエッセイ集はシャーロッキアーナとしても素晴らしかったそうです。
個人的には、『シャーロック』経由でホームズ物語の魅力に気付いてもらえるのはとても嬉しいのですが、それがホームズクラブの会員数に直結していないのが残念ではあります。TwitterやFacebookでの交流も楽しいですが、同じ趣味の人達と直接会って話をする楽しさは特別だと思うのですが。うーん、敷居が高いんですかねえ。決してコワイ集まりではないので、東京例会を覗きに来てくれると嬉しいのですが。

最後は日暮さん、北原さんのサイン会。発売前に『全裸連盟』が手に入るとあって参加者のほとんどが購入、そのままサインを求めたので、長蛇の列に。ホームズクラブの面々も列に並んでおりました。

即席サイン会の風景(中島さん撮影)。あれ、サインしているのは早川の本ではないのでは……?
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北原さんにサインをもらっているのが今回の写真をご提供いただいた中島ひろ子さん。
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なんだかんだとダラダラ残っていたら、会場にいらした方がお持ちだったくもんの『名探偵SH事典』に、編集に携わったシャーロッキアン達が、寄せ書きのようにサインをしていました。

さっきサインもらってた人がサインをする側に。
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実は筆者もちょっと編集のお手伝いをしていたので、生まれて初めて本にサインをさせていただきました。

帰り際に、第3弾のホームズクイズの問題をいただきましたが、これが難しい!残っていたベテランホームズクラブ会員も頭を捻ってましたから、100点取った方は凄いと思います。尊敬します。

結局前回の訪問時同様、3時間近くお邪魔してしまいました。パブSHの皆様、早川書房の関係者皆様、図々しく居残ってしまい済みませんでした。

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2014年8月28日 (木)

パブ・シャーロック・ホームズ訪問記

8月19日、ホームズクラブの有志と、早川書房1Fで期間限定開催中の「パブ・シャーロック・ホームズ」に行ってきました。監修の日暮雅通さん、グッズ提供の志垣由美子さんと一緒だったので、裏話も色々と伺うことができました。既にネット上には多くの訪問記がアップされており、若干の今さら感はありますが、せっかくなので簡単なレポートをまとめてみました。

入口はこんな感じ。神田駅から歩いて5分足らずで着きます。
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監修の日暮さんとグッズ提供の志垣さん。このときに、早川書房の方からパブSHの開催期間を9月12日まで延長するというニュースを伺いました。
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入口すぐには『シャーロック』のドールハウスが展示されています。その上の「バスカヴィル」のポスターは志垣さんご提供とのこと。
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左手側には、インバネスケープとディアストーカーが置いてあり、誰でも着ることができるようになっています。我々がいた間にも何人か記念写真を撮ってる方がいらっしゃいました。
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奥には北原尚彦さん私物の『ミステリ・マガジン』No.234号(シャーロッキアン必携!)と、ホームズ資料が飾ってありました。
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レジの周りには、早川書房で刊行しているホームズ関係書籍がずらり。早川といえば『SHの災難』『恐怖の研究』『SHの功績』『SHの新冒険』『シュロック・ホームズ』シリーズなど、優れたパロディが沢山出ていたのですが、今は品切れ・絶版なのか、置いていませんでした(『功績』は丸善で見かけましたが)。正典も紙の書籍では『冒険』しか出ていないようで、少々寂しく感じました。
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カウンター奥には日暮さんセレクトのホームズの名言が印刷されたポスターがズラリと貼られています。このホームズの名言はコースターにもなっていて、全16種類とのこと。16枚セット300円でした。
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カウンターの向かい側には大型テレビがあり、我々はその前の席に座らせていただきました。事前に予約をさせていただいたこともあり、一通りの料理をいただきましたが、いずれもとても美味しかったです。カクテルは3種類あったようですが、執筆者は下戸なのでノンアルコールカクテルの「ピンク色の研究」と、ジンジャーエールをひたすら飲んでました。
店内の写真ばかり撮っていたので、料理の写真がこれくらいしかありません。右が「ピンク色の研究」。
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メニューはこちら。
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壁には志垣さんご提供のポスターやドイルの写真など。
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奥の方には、左手側にホームズポスター、右手側がホームズ俳優の顔写真がズラリと並んでいてなかなか壮観です。
左手側のポスターの一部。日暮さんご提供のラズボーンの『バスカヴィル』のポスターです。
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右側の壁一面、ホームズ・ホームズ・ホームズ。こちらはポスターではなく、画像をプリントアウトしたものとのこと。カンバーバッチ、ダウニーJrは勿論、マイケル・ケインやピーター・カッシング、クリストファー・リーまであるのに、なぜかジェレミー・ブレットはありませんでした。ホームズクラブにはブレットのファン(ジェレミ)が多いので、ちょっと残念でした。
暗かったので写真は手振れしてしまった……。
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この日はちょうどNHKのパペットエンターテインメント「シャーロック ホームズ」の放送日でもありましたが、パブのご厚意により、大型テレビでかぶりつきで見せていただきました。この日の放送は、「消えたボーイフレンドの冒険」。元ネタの「花婿失踪事件」よりも後味の良いストーリーで楽しめました。何より、シャーロッキアンの仲間たちとワイワイ言いながら見るのは格別でした。
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大型テレビは、普段はAXNミステリーの『シャーロック』の宣伝と、日暮さんご提供のホームズグッズなどの写真を表示しているとのこと。ホームズキャラ(?)としては定番のスヌーピーホームズ。
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ホームズクイズは、我々が行った時は上級編に問題が変わっていました。シャーロッキアンであれば比較的問題なく解ける内容ではありましたが、一緒に行ったメンバーの中には、後半の算数や論理パズル的な問題に苦戦している人もいました。一番の難問は『シャーロック』に関する質問。タイトルとストーリーが結びつかず、みんなでどんなストーリーだったっけ?と頭をひねりました。我々は一応100点取れた人が多かったかな?
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そんなこんなで結局閉店間際までお邪魔してしまい、最後に記念写真を撮って解散。とても楽しいひと時を過ごすことができました。パブ・シャーロック・ホームズの皆様、早川書房の関係者の皆様、大変お世話になりました。有難うございました。

最後に記念写真。
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2014年8月11日 (月)

Kindle版の正典について

現在、AmazonのKindleストアでフェアを行っており、創元の正典全10冊(阿部知二訳が事件簿以外の8冊、深町訳が冒険と事件簿の2冊)が3,395円で揃えられます。冒険を1冊にすれば3,000円未満で全作品が揃います。シャーロッキアンにとって、電子書籍の正典は何かと便利なので、この機会に是非(創元の回し者ではありませんが……)。

http://amzn.to/1r18V4A

ちなみに、創元以外の正典の電子書籍化(Kindle化)の状況は以下のようです(2014.8.11現在)。

光文社文庫版:『恐怖の谷』以外の8冊が電子書籍化
ハヤカワ文庫版:全9冊が電子書籍化
角川文庫版:『四つの署名』『回想』『バスカヴィル家の犬』の3冊が電子書籍化
講談社青い鳥文庫版:全16冊が電子書籍化(『恐怖の谷』も電子書籍化されているので、日暮さんの訳を読みたい場合は、青い鳥文庫版を入手するのが良いかも)

その他、以前角川文庫で出ていた鈴木幸夫訳が『冒険』『回想』『バスカヴィル』『生還』の4冊、講談社文庫で出ていた鮎川信夫訳が『緋色の研究』『四つの署名』『最後の挨拶』の3冊が電子書籍化されています。
創元は、書籍の方は深町訳、電子書籍は阿部知二訳という棲み分けを行っているようです。阿部知二訳のファンは結構多いので、書籍は絶版になったとしても、電子書籍で残っていくのは嬉しいことです。
一方早川は、全9冊が電子書籍化されているものの、紙の本で入手できるのは『冒険』のみのようです。ちょっと寂しいですね。

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